昆布カツオ出汁を毎回とるのは大変です。火にかける時間自体は短くても、鍋とコンロを1つづつ占領し洗い物も増えるので、夕飯の支度と並行して行うには少し面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。また、お浸しや卵焼きなど少量だけ使いたいということも多々あります。そこでうちは水出し方式にすることで、いつでもサッと好きな分量だけ使えるようにしています。
作り方
やり方はとても簡単で、水に昆布と鰹節を入れて冷蔵庫に保管しておくだけ!前日の夜に入れておけば翌日から使えます。
このように麦茶用のポットに入れています。濾す網等ついていませんが、使うときは気にせずそのまま注いでいます。多少は鰹節も一緒に出ますが、僅かな量ですし食べられるものなので困ることはありません。
分量は毎回本当に適当ですが、一度計ってみたところ、
・水1リットル
・鰹節6グラム
・昆布3グラム
でした(うちの場合目分量でやっているのでおそらく毎回違う)
計量が面倒な方は、昆布手のひら位、鰹節3つかみ位、で良いと思います。後はお好みで調整していけますので。
使い方
水を継ぎ足しながら大体1週間使います。味噌汁に使うにはコスパが悪く量も足りないので、味噌汁以外への利用がおすすめです(味噌汁は煮干し+干し椎茸が手間なしコスパ良しと思っています)。
【使用例】
・好みの生野菜に出汁+塩+お酢+胡椒でノンオイルサラダ
→バジルとオレガノを足すとイタリアン風
→シソとゴマを足してシソドレッシング風
→ゴマとネギとカニカマを足して中華風
→粉チーズを足してシーザー風 etc.
・好みの生野菜に出汁+塩+お酢で簡単酢の物
・好みのゆで野菜に出汁+醤油で簡単お浸し
勿論煮物などにも使えますが、上記のように少量使いが出来るので便利です。
後処理
大体1週間水をつぎ足しながら使ったら、最後使い切ります。鍋にすべてを入れ、火にかけ煮だします。火にかけずに昆布と鰹節を取り出そうとすると昆布のぬめりによりうまく絞れないので、最後だけは火にかけるようにしています。火にかける時間は適当、お好みでOK。家は3分位の時もあれば、もっと長く煮出して濃いめの出汁にすることもあります。ちなみに当然ですが、1週間の水のつぎ足し具合によっても濃さは変わってきます。
煮だしたら、昆布と鰹節を取り出します。ざるにあけて濾すのが面倒なので、箸とあくとり網を使って取り出すのがおすすめ。多少鰹節が残っても問題なければ箸だけでからめとるのが一番洗い物楽です。
最後、手で触れるくらいになったら鰹節を手で絞り、鰹節に残った出汁を出し切ります。
鰹節と昆布はタッパーに入れふたをせずに冷蔵保管しておくと、自然乾燥していくので長期保管でき、ある程度たまってきたら出し殻を料理に活用します。最近はもっぱらキムチづくりに活用中で、2週間に1度のペースで出し殻は使い切ってしまいます。